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グルジア紛争は「ロシアによる侵略戦争」:片山通夫

 一連の報道(筆者が書いた記事も含めて)で今回の事件を「紛争」と表現しているケースが多い。考えてみれば、明らかに「ロシアのグルジアに対する侵略」と表現すべきだった。
 ロシアが、グルジアに所属する南オセチア自治州に「ロシア軍による平和維持軍」を常駐させていることもおかしい。国連機関による平和維持軍に移管すべきだ。
またロシアが今回の南オセチアでの事態が「南オセチアのグルジアからの独立支援」というならば、チェチェンの独立も、ロシアは認めるべきだという論理になる。

この事態の背景には「グルジアがNATO加盟」を阻止したいという、ロシアの思惑が透けて見える。またこの政策を推し進めようとする、現在のグルジア政権の打倒にまで進む危険がある。民主的に選ばれた(はずの)政権の政策が自国の利益にかなわないので軍事力によって、もしくは軍事力を背景に打倒するという暴挙は許すべきではない。

国際社会は、今回の事態の終息に協力することは無論だが、今後のグルジアの展開にも眼を光らせなければならない。
「ロシアによる南オセチアの独立支援はチェチェンの独立を即することに繋がる」ことをロシアに理解させる努力が必要だ。

 そして、今回の事態は明らかな「侵略」だと定義すべきだ。
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Author:michio_k
サハリン残留朝鮮人の生活をライフ・ワークに、ビデオ、写真、文章など、あらゆるツールを使って記録しているフォト・ジャーナリスト。