Entries

「酒と女と写真機と」#12:片山通夫

【辿り着いたらミノックス−はじめに】

 この「酒と女と写真機と」のシリーズは意外な展開を見せ始める。筆者は仕事帰りに友人とよく飲む。飲んだ勢いでレトロな写真機を売っている店に立ち寄る。その店には戦前からの内外の写真機が所狭しと置いてある。
仕事では今やデジタルカメラでなくては役に立たないが「趣味としての写真機」は別だ。その店である小さな写真機に魅せられた。そのカメラはミノックスという。出身はバルト三国の一つ、ラトビアの首都リガ。ミノックスが生まれたのは1936年というから筆者よりも古い。「ラトビアは小国だ。そこで小さくともきらりと光る何かを」と作り上げたのがリガ・ミノックスと呼ばれる一号機。その後、ラトビアはソ連に併合されて、生産は西ドイツに移った。なぜかミノックスはシステム化されて様々なアクセサリーが用意されている。
 このカメラはその昔、筆者がまだ学生だった頃、「大店の旦那が芸者遊びでこのミノックスをやおらポケット(もしかしたら着物の帯の間だったかもしれない)から取り出してきれいどころを撮影」し、そんな写真ばかりを集めた写真展が開催されたのを見たことがあった。その頃から「とんでもないカメラだ」という印象があったのだ。
 「酒と女と写真機と」はこうして意外なミノックスというカメラを中心にした物語が当分続く。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://coffeebraek.blog59.fc2.com/tb.php/34-6b07c676

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

Language

QRコード

QRコード

プロフィール

michio_k

Author:michio_k
サハリン残留朝鮮人の生活をライフ・ワークに、ビデオ、写真、文章など、あらゆるツールを使って記録しているフォト・ジャーナリスト。